お赤飯に入っている豆は、小豆ではありません。
ささげ豆という品種で、小豆よりも歯ごたえが強く、しっかりとしています。ささげ豆を使う理由とその歴史を少しご紹介します。
アフリカ北部・エチオピアが原産だと考えられているささげ豆。
アフリカから海路を通ってインドに伝来、シルクロードを経由して中国に伝わり、その後日本に入ってくることとなりました。その歴史は古く、東大寺に貯蔵してある9世紀末の書物に「ささげ豆」に関する記録が残っていて、平安時代には既に栽培が行われていたと考えられています。
ささげ豆の知名度は低く、ご存じない方も多くいらっしゃいます。
それは、ささげ豆は"お赤飯にしか使用しない"ため。商品によっては、小豆を使用したお赤飯を見ることがありますが、小豆は中央部分で割けやすいことから縁起がよくないと考えられ、本来お祝い事で用いるお赤飯には使用しません。また、小豆が柔らかいことに対してささげ豆はしっかりとした歯ごたえを持っているのも特徴です。
えびす商事ではささげ豆、それも味と品質に評価の高い純国産の物を使用しています。国産のささげ豆は生産農家が年々減少して希少な食材となっていますが、それでも食感・味へのこだわりを追求した商品づくりに取り組むことを大切にしています。
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